皆様、こんばんは(●⌒∇⌒●)
先日、あるテレビ番組を流し見していたのですが、たまにアンテナに引っ掛かることがあるんですね。
その番組は、著名人(主に芸能人)が講師として、過去にしくじった事を反省と教訓を交え発表していき、生徒である芸能人の方々に、最後には「自分のような失敗をするな!」と、その方なりのアドバイスを切々と訴えて終わる•••そんな番組です。
昔メチャクチャ売れていた芸人さんが、講師として教壇に立ったのですが、そういえばこんな方テレビに出てたなぁ•••っていうのが最初の正直な感想でした。
その講師の方は、過去いかに調子に乗り、わがままで周囲の人間を振り回し、失礼な言動で多大な迷惑をかけ、不快な思いをさせてきたか、それをまずひたすらに謝罪しておられました。
ここがまず凄いんです。
普通気付けないんです。コレに。
〝勘違い〟って、基本一生自覚出来ず治らない病だと思っています。
まずこの〝気付き〟にたどり着くのが至難の技なんです。
気付かない状態が〝勘違い〟そのものなのですから。
この方は、人気が急落した時にたっぷり時間がある中で、自己を客観的に見つめ、過ちに気付きそれを正す事に成功しました。人生でこんな幸運はありません。
唯の一度もつまずかず、楽をすることが幸せなんかじゃないです(´・_・`)
人は年を重ねれば重ねるほど、意固地になり、〝自分の意見が絶対的に正しい!〟と頑なになります。頭なんて簡単に下げられなくなります。
それを、プライドを一度捨て、勇気を出し謙虚になれたという事は、とてつもなく驚異的な変化です。
弱いなんてとんでもない! 凄まじく勇気のいる行動です。
人を上から見下し軽んじる•••そんなのは強さでもなんでもありません。その〝勘違い〟に猛烈な寂しさを覚えます。
更に、最大に素晴らしいところは、その気付きから反省し立ち直り、行動や生き方を変えるところに繋げていけたってことだと思います(^-^)
漠然とした優越感と根拠のない選民意識。
それとは裏腹に、潜在意識の根底に根付くどうしようもない劣等感。
何も積み重ねてこなかったことへの恐怖。
自分の非を認めて、カッコ悪いところを人前で晒す(しかも同じ土俵の後輩達の前で)、コレ、口で言う程全然簡単じゃなくて、ほとんどの方が出来ないと思います。
私も気付かないところで〝しくじって〟いないか。
自分自身に言い聞かせる日々です。