皆様、こんばんは。
SM夜話の時間がやってまいりました。
第二回目に登場するのは•••「緊縛」です!
しかし、今回はちょっぴり弱腰なつぐみです。
というのも、緊縛に関しましては、このプレイが好きな方の情熱が特に半端ではないからです。
生活の一部だったり、自分自身のアイデンティティーにまで及ぶくらいの比重を占める方もいらっしゃるからです。
私くらいのレベルでは、語るのもちょっとおこがましいような気もしました。
でも、私もSM好きのはしくれ•••!
今回も、私なりに語らせて頂きます。
緊縛からSMの世界に身を投じる女性は、特に多いように思います。
中には〝それだけでいい〟そんな方もいらっしゃるぐらい。
それだけ緊縛は、SMの基本中の基本で、代名詞のようなものだったりします。
ですが、〝難しそう!〟という理由で敬遠する方は年々増えています。
〝縄離れ〟とでもいいましょうか。
でも皆、あの美しくも妖しい世界観に憧れているはず。本当は魅かれているんです。
ただ、少し苦手意識を感じて敷居高く感じているだけなんです。
元来拘束することを目的とした緊縛を、女性の肉体を艶やかに彩る手段にまで昇華されたのは、本当に素晴らしいことだと思います。
とはいえ、雑誌やDVDで見受けられるような、複雑で華麗な縛りは、なかなか簡単に習得出来るものではありませんよね。
私はまず、自縛を覚えました。
御主人様に見て頂きたいという想いからです。
でも、しばらくやらないと忘れてしまうんですけどね•••(泣)。
何事も一朝一夕にはいきませんね。
やはり「M女 つぐみ」は縛られ専門なので、縛られる側からの視点で語らせて頂きますね。
正直、縛られ方や縛られる時間によっては、肉体にかなりの負担がかかります。
見た目の美しさとは裏腹に、意外とハードなプレイだったりします。
緊縛によって快感を得るということは、実はかなり高い感性を必要とするのでは、と思っております。
いわゆる「縄酔い」という現象は、御主人様に緊縛を施して頂いている、という喜びが恍惚と陶酔を呼び起こしている、と言われていますが、実際には締めつけられることによる一種の貧血や酸欠のようなものだという説もあります。
まだ縄酔いを楽しむまでの余裕はありませんが、私自身が緊縛に感じている魅力は、苦しくて辛くても、自由を奪われた状態で、何をされても抗えない、完全に支配下に置かれている、という状況に興奮してしまうところにあります。
また、美しく縛って頂いた時は、大切に扱い愛でて頂いたことによる喜びも湧き上がってきます。
それは、とてもデコラティブで神々しさすら感じます。
そこには、枷では味わうことの出来ない生々しい束縛感があります。
逆に、荒々しく縛り上げる緊縛も存在します。私はよく〝縄に抱かれる〟という表現をします。
縄には様々な表情があり、その型も様々です。
決まり事も多いですが、自由度も高いです。
だからこそ、構えず、驕らず、その人その人の楽しみ方があっていいと思うのです。
必要以上に崇高で難解なものとして、祭り上げる必要もないと思っています。
「まだ練習中だから、あまり上手に縛れないけどー」
そうはにかみながら、私の身体に真剣に縄をかけてくださる御主人様の、その所作全てが愛おしい。
私がもし本当の意味で縄酔いすることがあるならば、それは(これも私がよくする表現ですが)心まで縛られている状態なんだと思います。
※文章量が膨大になりますので、縄の正しいお手入れの仕方や、縄の正しい扱い方については、ここでは割愛させて頂きますね。