つぐみブログ 『際』～キワ～

皆様、こんにちは(●⌒∇⌒●)

ちょっと前まで放映されていた、たしかACのCMだったでしょうか。


〝セトモノとセトモノと

ぶつかりッこすると
すぐこわれちゃう

どっちかやわらかければ
だいじょうぶ〟


•••ってCMです。
相田みつをさんの詩ですね。

特別相田さんに思い入れがある訳ではないのですが、このCMを見た時に、私はドキッとしてしまったんですね。

あー、たしかにそうだなって。
私自身も、カリカリしてる時とかないかなって心配になって。

誰かとぶつかった時に、すいませんって感じでペコリと頭を下げられると、いえいえ、こちらこそすいませんって、思えますよね。
こういうのって、お互い様だったりしますし。


でも最近、こちら側から〝やわらかく〟なっても、チッって感じでセトモノのままの人が多くなった気がします。
なんだったら、歩きスマホであちらからぶつかってきたのに、舌打ちされたりする時すらありますからね
f^_^;

生き馬の目を抜く現代社会。実際こちらが〝やわらかく〟なり過ぎると、それに付け込まれて、場合によっては舐めてかかられる時すらあります。
だから自己防衛で、セトモノにならざるを得ない、そんな時もあったり。
本当に世知辛い世の中ですよね•••。

思いが伝わらず、気持ちが一方通行になる時も往々にしてあるってことです。悲しいですけども。


それでも相田さんが

〝そういうわたしは

いつもセトモノ〟

と、最後の一文に付け加えられたのは、「でも自分はセトモノで、やわらかくはなれないけどね」と言いたかったのではなく、わかっちゃいるけど他者を認めることはとても難しく、自分から折れることはもっともっと難しい。
それでも、この広い世界の一員として、いろいろなものを受け入れ許す心を持つ努力をお互いしていこう、自分も含めて。ということなんじゃないかな、と思います。

人を見下して、威張って、押さえつけたって、その場ではスカッとしているのかもしれませんけど、そんなの何もいいことなんてありませんよね。


ただ、〝やわらかく〟なることって、本当に本当に勇気のいることで。
それによって、傷ついてしまったり損をしてしまうこともたくさんありますからね。
だから、自然にそれが出来る人って本当にすごいと思います(^-^)

皆がそうであれば、どんなにか世界は幸せで平和だろうかって、夢見たりもしますけど、そんなに上手くはいかないのが現実で。
最近の世界情勢を見ていても思います。だから戦争は無くならない。セトモノでい続けないと負ける。自ら〝やわらかく〟なるなんて自殺行為だって。


それでも、傷ついても、無謀だとわかっていても、願わくは〝やわらかく、やわらかく 在りたい〟そう強く憧れてしまうのは、独り善がりなのではなく、人間として至極当たり前の感情なのだと思います。
本来、人はそういうものなんじゃないかって。
綺麗事なのかもしれないけど。
本当は、穏やかで、優しく、幸せになりたいって願ってる。