SMという世界にも、流行というものが存在して。
顔射。即尺。潮吹き。電マ。他、いろいろ。
いわゆる「快楽責め」もその一つで。
御主人様からこの責めを受けると決まった時から、私は極度の緊張を強いられる。
何故緊張するのかというと。
女の快楽は底無しだから。
男性は、責めの途中の女性の反応•••
愛液の滴り具合。
汗ばみ赤みを帯びた肌。
時に鬼気迫る表情、獣のような声•••
それらを総合的に観察しながら、絶頂に達したかどうかを判断する。
女性は射精しないので判断しづらいけれど、その分様々な変化や変貌を見て楽しむ事が出来る。
他に、男性と相違する部分としては、続けて何度でもイケてしまうところにある。
でも、これが辛い。
リミッターを強制的にはずされた状態にされるので、気持ち良さが苦痛に変わる。
とにかく。一言で言うと、気持ちいいを通り越して苦しいのだ。
特に、クリトリスで何度もイクと敏感になり過ぎて、まるで剥き出しの神経を直に撫でくりまわされているような感覚•••とでも言えばいいだろうか。表現が難しい。
男性でも、射精した後に「くすぐったいから触らないで」という方がおられるが、それを無視してガシガシ扱き続けられる感覚に近いのではないかと思う。
そう例えれば、少しはこの苦しさも、諸兄方に伝わるのではないかと思う。
しかし、この責めがただの苦しみと一蹴できず魅惑的であるのは、たまにその先に、大きな波のようなものが待っている。そんな漠然とした予感めいたものがあって。
〝その先〟に到達するのが恐い。という葛藤があるから。
どうなってしまうのか。
行ってみたい気もする。
「快楽責め」は、そんな不安と期待、快楽と苦痛がない交ぜに入り混じる、一見単純なようで、奥深い責めでもある。
プレイ前に、御主人様から御調教の内容をうかがった。
今日私は、麻縄でガチガチに固定され、電マで延々責められ続ける運命にあるらしい。
想像しただけで、楽しみなような、ゾッとするような•••。
私にとっては、ある意味鞭や蝋燭よりも過酷な責めだったりする。
導入部は、優しい愛撫から始まる。
だけど、最初から私は落ち着かなかった。
〝その先〟の正体不明なものに怯えていた。
電マがあてがわれる。
そう。最初は気持ちいい。
普通に気持ちいい。
普通に気持ち良くイケるのだ。
けれど、それが3回程続いたあたりから、少しずつ苦痛が加わってくる。
拘束されているので、足を閉じたくても閉じられない。
無防備で全開の急所を、強烈に責め立てられる。
過呼吸になりそうな程、息は荒くなり鼓動も波打つ。
敏感なところがザワザワして堪え難くなる。目の前が霞んでくる。気が遠くなる。
腰を浮かせたり反らせたりして逃れようとしても、狙い打ちされてしまう。
イッては果て、イッては果て•••。
時間の感覚が無くなってきて。
ふと、それまでとは違う種類の刺激が加わる。
見ると、電マが下腹部に置かれている。
それまでの単純明解な気持ち良さとは違う、何か深みのある気持ち良さ•••。
苦しみしかなかった私の身体に、何かムズムズするような、新たな快感が加わる。
こういう事ってある。
プレイ中に快楽の幅が増えるというか。
御調教中に学ぶというか。
御主人様に教えられるというか。
そんな私に気付いたのか、御主人様はいったん電マを止め、優しく内部に指を挿し入れてきた。
指先が、最奥のコリッとしたところにそっと触れる。そしてそこを、優しく揺さぶる。
気持ちいい。
身体の奥から何かがせり上がってきて、一本の線が脳下垂体まで繋がっていって、キーンと上りつめていくような感覚•••。
中でイク事はもちろんあるけれど、外でイクとも、Gスポットとも違う、もっと何かこう奥深い、芯から感じる快感。
今日の御調教で、これまで恐れていた〝その先〟に、少し踏み込めた気がする。
少しずつでいい。急がなくて。
少しずつ楽しんで 進んでいけばいい。
肉体だって、ゆっくり開発していけばいいし、開発されたい。
「キミのイッている表情と姿、とても綺麗だったよ」と御主人様。
「絶叫絶叫でうるさいし、暴れるし、顔は変顔だし、正直引きませんでしたか•••?」
「むしろ、普段見れない女性の追い詰められた姿が見られるし、僕は女性のイク時の姿が一番美しいと思ってる」
女性を気持ち良くさせて、たくさんイカセたい。
でも、快楽の限界まで追い詰めたい。
うん。意外と「S」の思考として理に適っている。
今日、新たに知った快楽ポイントを『Pスポット』と知ったのは、お家に帰っていろいろ調べてから。
あっ、そうか。
これも、今流行りの『ポルチオ責め』。
実際にして頂いたのは初めてだけど。
M女として、というよりは、女として一皮剥けたような気がして、一人にやけてしまう。
女性として、自分のカラダのこと、意外とよく知らなかったんだな。
御主人様、遅ればせながら、ありがとう。
〝あなた様の お好みの身体に仕上げて欲しい〟
これからも、またいろいろな〝その先〟を見てみたい。
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〜は○様〜
リクエストだったので、いつもより緊張して遅くなってしまいましたf^_^
はい! このシリーズはもれなく長いです(笑)。
いつもの長文に輪をかけます!
遅長っ!•••ですね。
そうなんです。実はエライことになりますΣ(゚д゚lll)
ピンポイントであることを願います(^^;;
もちろんは○様は、いつも通りのマイペースで大丈夫ですよ!(*´∇`)ノ♪
木曜日くらいから相当暑いですね〜(´・ω・)
私は意外と夏は好きだったりするんですが(何故か冬とか雨が好きっぽく見られます)、この暑さはちょっとツライですね〜;^_^A
でも、太陽の光を浴びるのが大好きなので、この時期はよくお散歩に行きます。
熱中症には気をつけて、この夏を乗り切りましょうね•••!( ^ ^ )/
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〜Red Rope様〜
快楽責めって、気持ちいいような苦しいような不思議なプレイだな、っていうのは以前から思ってましてf^_^
最初は、SがMを気持ち良くさせる、正にSはサービスのSっていうようなプレイだと思っていたのですが、立派に「攻め」として成立しているプレイだと感じるようになりました。
SもMのイキまくって感じている姿が見たくて、強制的に攻めてイカセる•••。
女性も男性のイク感覚を体感してみたいなぁ、って思いますよ!(〃▽〃)
あの射精する瞬間ってどんなのだろう? そして、その後一気にトーンダウンする感覚も•••なんて(笑)、それは冗談ですが(*´艸`)
とにもかくにもどんな形であれ、MはSに導かれ、快楽も苦痛も甘受したいと願うものなのです(*´-`*)
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